セカンドイメージ

こうのとり3号機の成功によって確立した量産体制

宇宙開発における日本の果たす役割が非常に大きくなっています。そのきっかけとなったのが「こうのとり」です。「こうのとり」ロケットの目的は、国際宇宙ステーションに必要な物質を運搬することです。国際宇宙ステーションには各国の宇宙飛行士が滞在しており、地球からの物質が届かないと命にかかわるのです。つまり彼らの生命を支えているのが、日本の「こうのとり」ロケットなのです。2012年7月21日に「こうのとり3号機」が打ち上げられ、成功しました。これによって3回連続成功したことになり、世界の注目を浴びたのです。「こうのとり3号機」の成功はロケットの量産体制が確立されたことを意味します。アメリカやロシアや中国の宇宙ロケットに比べると地味な活動ですが、もはや宇宙開発になくてはならない重要な役割を果たしているのです。縁の下の力持ち的な存在、それが「こうのとり」です。現在では5号機まで打ち上げが成功しており、ますます量産体制に勢いがついています。

こうのとり3号機無事に帰還

2012年7月21日、こうのとり3号機は宇宙ステーションに物資を届けるため、日本から宇宙へ飛び立ちました。その後ニュースではこうのとり3号機が宇宙ステーションにドッキングをしたことは報道されていましたが、その後はどうなったのか。実はあまり取り上げられていませんでしたが同年の9月14日にチリの西方沖の大西洋に着水したそうです。こうのとり3号機は大気圏再突入時に、その突入データを送っており、現在ネットではそのときの映像を画像で確認できるようになっています。... もっと読む