セカンドイメージ

名前こうのとり一号機

宇宙ステーション補給機(うちゅうステーション補給機、H-II Transfer Vehicle、略称:HTV)は、宇宙開発事業団(NASDA)と後継法人の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発し三菱重工業や三菱電機、IHIエアロスペースなどの大小100社程度の企業が製造する、国際宇宙ステーション(ISS)で使う各種実験装置や宇宙飛行士の食糧や衣類の輸送業務を担う無人宇宙補給機である。無人とは宇宙ステーション機材や物資などを補給するために設計された無人宇宙機。「無人」とある通り有人飛行は想定されていないが、宇宙ステーションとドッキングしている間は与圧部に人が出入りできるようになっている。相性(名前)はこうのとり(こうのとり一号機)。こうのとり一号機の打ち上げ時には、名前が「おやすみ」や「はやぶさ」のような他の国産宇宙機に付けられる愛称はHTVにはつけられていなかった。この理由は使い捨てという用途のためであったが親しみをもってもらうため、赤ん坊や幸せといった大切なものを運ぶコウノトリのイメージから付けられた。

2009年9月に補給機こうのとり1号機が打ち上げ

現在、地球の周りを国際宇宙ステーションが飛び回っています。 そこでは無重力による実験や研究が進められているのです。 新たなる物質やシステムが生まれる可能性があるため、世界中が期待を寄せているところです。 そして、この国際宇宙ステーションには日本も大きく関わっています。 その一つが「こうのとり」です。 これは宇宙ステーション補給機、つまり、長期滞在している宇宙飛行士に必要不可欠な物資や研究設備・資材などを輸送するものです。... もっと読む